2020年4月28日
学生の皆さんへ
星槎大学学長 山脇 直司
新型コロナウィルス感染拡大状況の下での
学修の継続・支援に関する本学の方針と取組みについて
新型コロナウィルスの感染拡大が一向に収まらず、本学に学ぶ学生の皆さんは先行きが見通せず、不安な日々を送られていることと思います。
通信制の大学として、「誰でも、いつでも、どこでも学べる大学」を掲げる本学は、このようなときこそ大学の機能をフルに発揮して学生の皆さんの学びをしっかり支える必要があると考え、教職員挙げて学修支援強化に取り組んでいます。
**** このようなときこそ学びを継続させましょう! ****
先般、この取り組みの一環で、学生の皆さんに向けてメールあるいは郵送により「スクーリング方法の変更と受講環境アンケートについて」と題するアンケート調査を実施させていただきましたところ、多くの皆さんから回答をいただきました。ご協力ありがとうございました。
この調査は、新型コロナの感染防止で3つの「密」を避けるため、対面スクーリングを全面的にオンライン授業(ZOOMを用いたWeb会議システム)に切り替え、自宅受講を基本的なスクーリング形式にするに当たって、皆さんの受講環境の実態を把握し、本学が今後どのように皆さんの学修を支えていけばよいかを探る目的で実施させていただいたものです。
調査によりますと、自宅受講の環境が整っている方が大勢いらっしゃる一方で、少なからぬ方が、インターネット環境がない、PC・タブレット等の情報機器をお持ちでない又は不慣れである、お子さんがいる、親の介護がある等で自宅受講は難しいなど、いろいろな事情からオンライン授業を受講できる環境にないことが分かりました。
本学としては、このような自宅受講できない皆さんの個別の事情毎にできる限りの支援を行い、学びの環境構築のお手伝いをする方針です。
今後、早急に無線wi-fi機器やPC・タブレット等の情報機器の利用に関する支援方法や自宅受講が難しい方への支援方法など本学としての支援策を取りまとめ、本学ホームページ(本学学生向けポータルサイト)でお知らせするとともに、今回の調査にご回答いただきました内容に応じ、順次お電話等により個別に対応させていただきますので、その際には遠慮なくご相談ください。
**** 経済的に困難を抱える学生の皆さんへ ****
また、新型コロナ対応で全国的に外出自粛や一部業種の休業が呼びかけられている中で、ご自身の経済環境が大きく変わられた方もいらっしゃることと思います。
本学は、皆さんが置かれている現在の厳しい経済環境に鑑み、授業料等の学費に関しましてもご相談に応じております。
皆さんの学びを経済的側面から支援する仕組みとして、本学には授業料等の分割納入や延納、学費減免などの制度があり、これらを弾力的に運用し学生の皆さんの学びをサポートいたします。お一人で悩まず、ぜひご相談いただき、本学での学びを継続してください。
本学の経済的側面の支援メニューとその申請方法などについては、近日中に本学ホームページ(本学学生向けポータルサイト)でお知らせします。
なお、国においても、2020年4月から「高等教育の修学支援新制度」をスタートさせ、経済的に困難な学生の皆さんの支援を強化しています。一定の要件(世帯所得や学業成績)を満たす学生の皆さんには、積極的な利用をお勧めしますので、合わせてご相談ください。
(参考) 大学生・高校生・保護者向け特設ページ(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/kyufu/
本学で学ぶ学生の皆さんには、この時期、何かとご不便をお掛けしますが、本学は引き続き皆さんの学修機会の確保に努めてまいりますので、お気軽にご相談下さい。本学は全力で皆さんの学びを応援します。
以上