SEISA陸上アドバイザー末續慎吾 主宰 第1回「走ることを知る教室」実施
日本陸上競技界の短距離歴史上、最高の実績を残している星槎国際湘南陸上部アドバイザーの末續慎吾選手主宰による「走ることを知る教室」が、トップアスリートの意識や姿勢を学ぶこと、速く走るポイントを学び、各専門種目に生かすきっかけとすること、そして何よりも走ることの楽しさを学ぶことなどを趣旨として、7月6日(木)、星槎湘南スタジアムで開かれた。オリンピック出場や国内、県内上位を目指す、スポーツ専攻の生徒を対象として、星槎国際湘南の1学年53名と星槎国際川口の3名、計56名の生徒が参加し、交流を深めた。
末續選手からは、速く走ることにつながる「歩き方」から「走り方」への変化を通して、「走る姿勢」や「腕の振り方」など基本動作を中心に学んだ。最後には実際に一緒に競争して、末續選手のスピードを体感した。
参加した生徒からは、「サッカーでも下を向いていては良いパフォーマンスができないので、姿勢よくプレーしたい」、「走り方を見てバネが違うと感じた」、「結果が出ずモチベーションが上がらない時、どんな考えをもって競技をやるべきかが少し分かった」、「プロになるまで色々なことを乗り超えた末續さんは本当にすごいと思った」などの感想があがった。また、「今回は基礎を教わったので、もっと走り方が良くなるような方法を知りたい」、「下半身の役割、動かし方を学びたい」など、もっと学びたいとの声も多く上がった。
最後に末續選手より「一番になることだけが、走ることではない。自分が速くなることが大事。11秒が10秒なること、10秒が9秒になる喜びは一緒だから、周りと比べて遅いと思っても嫌にならないでほしい。人それぞれに速くなる方法があるし、それぞれにペースがある。何よりも走ることを楽しく続けることが、自分たちの競技や自分自身の成長につながる」とのメッセージをいただいた。
※ 次回は11月頃第2回を予定。