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星槎大学共生科学部の今後のスクーリング等の開講のあり方の基本的方針

2020826

星槎大学共生科学部の今後のスクーリング等の開講のあり方の基本的方針

星槎大学共生科学部長 鬼頭秀一

 星槎大学で学んでおられる学生の皆さん、今年度のスクーリング等の開講のあり方は、新型コロナウイルス感染症のパンデミックの状況の中で、従来と大きく変わりました。そのことに戸惑いを持っておられる方もおられる一方、以前より履修がしやすくなったという声も伺っています。現在では、9月までのスクーリング等の開講のあり方について、学生さんにお伝えしていました。今回、今年度末までの星槎大学のスクーリング等の開講に対する基本的姿勢をお伝えすると同時に、来年度以後の開講のあり方の基本方針についてもお伝えしたいと思います。

 現在は、星槎大学の危機管理レベル2で、大学の基本的な教育や業務について運用しています。そのため、Zoomによる自宅受講が基本的になっており、対面の授業に関しては大幅に制限した形で行なっております。今後、秋冬に想定されている第3波の流行のことも考慮し、また、通学制の大学で対面授業を開始した多くの大学で感染のクラスタが発生していることを考えると、今後の感染状況については予測が難しいものの、危機管理レベルを大幅に緩和することは難しい状況です。

 一方で、星槎大学では、対面授業を介さない授業形態として、従来から、Zoomによるスクーリング、オンデマンド授業、印刷教材のみでの履修の3類型の学びの仕方を提供していますが、3月以後に、自宅受講を基本としたオンライン授業が中心となった現在、よりきめ細かな学びのあり方、学修支援のあり方を提供するべく、改善を行ってきました。現在、さらに、学生さんにとっての「学び」がより豊かになり、また「学び」を続けられるような学修支援の仕組みを整えつつあり、来年の4月から本格稼働することになっています。そのことによって、オンラインの授業でも、学生目線でのより多様な学びができるように改革を行います。「いつでも、どこでも」学べる環境をより良い形で整えつつあります。

 以上の学びのあり方の改革を踏まえた上で、今年度のみならず、来年度以後においても、多くの科目では、基本的にZoomによる自宅受講を中心にスクーリングを配置し、可能な限り柔軟な形でスクーリングを受講することができるようにしていきます。オンデマンド受講やスクーリングのない印刷教材のみの科目においても学生さんに対する丁寧な学修支援ができるようにしていきます。もちろん、その一方で、自宅受講が困難な学生さんに対する学生さんへの個別なサポートもより丁寧にして、どのような形でも学びを継続できる状況を創っていくことに尽力したいと思います。

 しかし、一方で、星槎大学は対面でしか学べない学修のあり方も最大限追求していき可能にして行きます。現在の危機管理レベル2では、基本的に対面の授業は難しいですが、感染状況が緩和された場合には、その時点で対面の授業を可能な限り開講していくことになります。また、その一方で、対面でしか得られない「学び」を、可能な限り、オンライン授業で可能にしていくための工夫も進めています。オンラインで十分な学びの効果が得られる体育の実技科目の授業の追求や、現地のオンライン中継を軸にしたさまざまな地域での実習など、対面での学びの効果をオンラインで可能にする努力、また、学生と教員がより密接な形で学びを続けられ、また親睦を図ることができる仕組みなども追求していきます。

 新型コロナウイルス感染症のパンデミック状況下で、大学の高等教育のあり方が大きく見直され、新しい形を模索していく動きが始まっています。星槎大学は、その先頭に立って、「通信制」大学の経験を活かしつつ、対面の授業とオンラインの授業のそれぞれの特質や意味を考慮して組み合わせ、必要な「学び」を提供するシステムを構築していきたいと考えています。コロナ禍の中でも、またコロナ収束後においても。

以上

 

 

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