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「動物から学ぶいのち」旭山動物園×SEISA特別授業シリーズ最終回、「動物の一生と最期」開催!

COVID-19をうけて、あらためて「共生」を科学することが求められています。日本で唯一の「共生科学部」をもつ星槎大学と、星槎国際高等学校・星槎もみじ中学校などが連携し、「旭山動物園×SEISA オンライン授業 動物から学ぶ『いのち』」と題した特別授業の最終回が、2020(令和2)年9月14日(月)、文字通り北海道から沖縄まで、全国から約100名が参加し開催されました。

第1部は「動物観察を通して知るいのち」、第2部は「動物の時間に合わせる」とつづき、第3部、最終回のテーマは、「動物の一生と最後」。 最初は大好評&恒例の、旭山動物園の飼育員 兼 教育担当の佐賀さんによる「あざらし」と「ペンギン」の『リアルよりもリアルな』動物解説からスタート。あざらしとペンギンの泳ぎ方の違い、人間が見ている時とそうでない時の動きと態度の違いなど、動物の目線に立った生態のお話に、画面越しながら皆が釘づけとなりました。

そして場所を移動し、「動物の慰霊碑」へ。
動物の生の姿や生態、その愛くるしさ、そして誕生などに注目されることがあっても、どのような「最期」を迎えるのかについて学ぶ機会は、全くと言ってよいほどありません。今回は、「動物のいのち」シリーズの最終回にふさわしい、「最期」を知る、そして考えさせられる機会となりました。

佐賀さんいわく、死んでいく動物一体一体、「もっと何かできることがあったのでは」と考え続け、あらたな命につなげていくことを大切にしていること。そして、飼育員だからといって冷静に過ごせるわけではなく、思い入れのある動物を見送ることはやはり悲しいことであるということ。どんな命にも「最期」があり、飼育員としては「どのような最期を迎えさせてあげることができるか」を大切にしていること。
動物とは言葉を交わせないからこそ、すこしでも思いやりと愛情が伝わるような「関わり合い」を大切にしている。「いのち」と向き合いつづける佐賀さんから語られる言葉の一つひとつに、感動と共感がありました。

生まれてくる命もあれば、去っていく命もあり、すべて「いのち」として向き合い続けていきたい。この3回の授業を通して、「伝えるのは、命」という唯一無二のテーマをもつ旭山動物園の坂東園長、佐賀さんをはじめ、すべての皆さまから「いのち」について考え、伝えていくための貴重なきっかけを、いただきました。

本シリーズ『動物から考えるいのち 3部作』の作成にあたりお世話になりました全ての皆さま、ありがとうございました。心より感謝申し上げます。星槎らしい、社会に必要とされる、特色ある学びの一つになりました。

 

「動物から学ぶいのち」旭山動物園×SEISA特別授業シリーズ最終回1

「動物から学ぶいのち」旭山動物園×SEISA特別授業シリーズ最終回2

「動物から学ぶいのち」旭山動物園×SEISA特別授業シリーズ最終回3

「動物から学ぶいのち」旭山動物園×SEISA特別授業シリーズ最終回4

「動物から学ぶいのち」旭山動物園×SEISA特別授業シリーズ最終回5

「動物から学ぶいのち」旭山動物園×SEISA特別授業シリーズ最終回6

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