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HOME > コラム > 「問うこと」の面白さを引き出す
2026/01/17
  • 教育

「問うこと」の面白さを引き出す

文部科学省「新時代の学びを支える先端技術活用推進方策(最終まとめ)」において、以下のような説明があります。
学校に先端技術を導入することで、「教師がAI等の機械に代替されるのではないか」との意見もあるが、AI等を活用して行える場合は上手に活用し、むしろ人間にしかできないことに教師の役割はシフトしていくことになると考えられる。
つまり、知識・技能と思考力・判断力・表現力等を関連付け、教育の専門家たる教師が見取りながら効果的に学ぶことや、学校や学級という集団のメリットを生かし、教師の発問等を通じて何が重要かを主体的に考えたり、(中略)いかに先端技術が進展しても人が人からしか学び得ないことである。このような、人が人から直接学ぶことができる希少性から、教師はこれまで以上に重要性が増すと考えられる。(p.6;下線は筆者による)

AI時代だからこそ、児童生徒は教師から学ぶ

AIにより自分の興味・関心に応じた情報提供・収集を可能としていますが、一方で、自分とのかかわりの薄い事象については、自ら意図的に探していかない限り、それらの情報に接する機会が減ってきているのではないでしょうか。
教育学者の佐藤学氏は、 「学び」とは「対象世界との対話(世界づくり)」、「他者との対話(仲間づくり)」、「自分自身との対話(自分づくり)」を三位一体で追求する「対話的実践」であると主張しています。

授業においては、今後、人が人から直接学ぶことの希少性を大切にしていくこととともに、意図的に「対象世界との対話」を充実させていくことが求められるでしょう。
教師が提示する資料に対し、「発問」を通じて児童生徒の「答え」を引き出す。対話であるためには、児童生徒の「答え」に対して教師がさらなる「問い」を投げかけ「答え」を引き出していく。そのような行為を繰り返す中で、児童生徒自身が「問うこと」の面白さ、さらには「対象世界との対話」の面白さを引き出すことが大切であり、その前提として教師自身がそれらの面白さを探求していくことが“人間にしかできない”教材研究であると考えています。

仲 久德(ナカ ヒサノリ)

専門分野:教育方法、教材及び授業開発・評価、情報教育
プロフィール・研究業績等

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