2025/11/20
- 教育
- 初等教育
何といっても教員はやりがいのある仕事だ
最近の教育界をめぐる話題では、いくつかの悪しきイメージを持つ方もいることでしょう。
「教員はブラックな仕事である」との報道を聞くと、とても悲しい気分になります。部活動や校務等の多忙化により心身ともに疲弊している現状や、本来教員になったらやってみたかった「楽しく活力ある授業づくり」や児童・生徒たちの成長を見守ることがなかなかできにくいことなどなど。さまざまな報道で、それらの実態が紹介されたため、ますます不安が助長された感も否めないところです。
困難や苦労は必ず乗り越えられるもの
もちろん、これらの現状を長らく学校という教育の世界に携わってきた先輩として心配しないことはありません。
どのような仕事においても、不安や心配が常時続くことは決して好ましいことではありませんし、希望に燃えていた初志がいつの間 にか萎んでしまうことはとても残念に思うからです。そこで、一人の教育に関わった先輩としてみなさんにお伝えしたいことがあります。
世の常として、あらゆる苦労や試練は、時間の経過とともに、いずれは乗り越えられていくことも多いことでしょう。また、みなさんが働く教育現場には、同様の悩みや不安を抱えながらも児童・生徒の成長に喜びや意気を感じるたくさんの先輩や同僚がいます。
教師の達成感
教育という仕事は、多難な課題や克服していかなければならない日常的な問題もたくさんあります。
それらの苦難をたくさんの仲間とともに乗り越えながら進めていく。このような営みの連続の中で、児童・生徒の成長やさまざまな行事等の達成感などに自分自身が教員という崇高な仕事に就いていることの誇りを感じることができるのです。
そんな教員を志すみなさんを本学は全力で応援します。
文

嶋田 優(シマダ マサル)
専門分野:初等教育
プロフィール・研究業績等














