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2026/09/27
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通信制大学のレポートとは?感想文との違いと4年で書けるようになる仕組み

授業レポート

先日、星槎大学・大学院のオープンキャンパスを開催いたしました。ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。

当日、参加者の方から最も多く寄せられたのが「通信制大学に入りたい気持ちはあるけれど、レポートが書けるか不安」というお声でした。これは、日ごろの入学相談でもいちばん多くいただくご相談です。

第1部では、この不安に正面から答える講義を行いました。テーマは「レポート学修とは」。担当したのは、本学でレポートに関する科目を持つ堀川徹准教授です。

本記事は、その講義の様子をお伝えする授業レポートです。当日ご参加いただけなかった方にも、本学の学びの中身が伝わるようまとめました。

読み終える頃には、「レポート」という言葉への身構えが、少しほどけているはずです。

目次

  1. その前に——通信制大学では、そもそも何をするのか
  2. 卒業までに書くレポートは、およそ62本
  3. レポートとは何か——「感想文」ではありません
  4. レポートが書けるようになる、たったひとつのコツ
  5. レポートはどう書いて、どう提出するのか
  6. 「最初から書ける人はいません」——不安を支える仕組み
  7. レポート学修で本当に身につくもの
  8. レポートの先にあるもの——スクーリングと科目修得試験

監修

星槎大学 共生科学部 准教授 堀川徹

星槎大学 共生科学部 准教授
堀川 徹(ホリカワ トオル)

専門分野:日本史、歴史教育
研究テーマ:日本古代史/国家形成論/歴史学の役割
プロフィール・研究業績等

1. その前に——通信制大学では、そもそも何をするのか

レポートの話に入る前に、通信制大学の学び方そのものを整理しておきましょう。

「通信制」と聞くと、テキストを読んで課題を出すだけ、というイメージを持たれる方もいます。しかし実際には、ひとつの科目の単位を修得するまでに3つのステップがあります。

単位を修得するまでの3ステップ

ステップ 何をするか 詳しく
① テキスト学修
(レポート)
各科目のテキストと「学修指導書」で学修をすすめ、テーマにしたがってレポートを作成・提出。担当教員の添削指導を受けて合格を目指します テキスト学修
② スクーリング
(授業の受講)
大学の授業にあたるもの。土日・祝日を中心に開講し、1科目を原則10時〜17時の1日かけて学びます スクーリング
③ 科目修得試験
(最終試験)
レポート方式の試験。決まった試験日・制限時間・試験会場の縛りがなく、ご自宅などで取り組めます 科目修得試験

この3つすべてに合格して、はじめて単位が修得できます。

※科目によっては、スクーリング受講後にレポートを提出する科目や、スクーリングのない科目もあります。

このうち、学びの起点になるのが①のテキスト学修です。星槎大学ではこの工程を、次のように位置づけています。

「読む」「考える」「書く」が楽しい!

自分の考えを文章にすることは大変ですが、できると実に嬉しいものです。

(テキスト学修(レポート)より)

「大変です」と正直に書いたうえで、「できると実に嬉しい」と続く。この記事も、その順番でご説明していきます。

スクーリングは3つの受け方から選べます

「通信制なのに授業に出るの?」と思われるかもしれません。星槎大学のスクーリングには3つの形式があり、生活に合わせて選べます。

形式 受講方法
Webライブ
スクーリング
Zoomを使い、指定された日にご自宅などからリアルタイムで受講
オンデマンド
スクーリング
録画された講義動画を、視聴期間内のお好きなときに視聴して受講
会場
スクーリング
決められた日時に会場へ集まり、対面で受講。主に体育実技科目や教育実践演習などの一部が対象

つまり、学びの中心にあるのは「レポートを書くこと」です。だからこそ、多くの方がここに不安を感じます。

学修システムについて詳しく見る

2. 卒業までに書くレポートは、およそ62本

講義の冒頭、堀川准教授はまず具体的な数字を示しました。

大学を卒業するには、どの大学でも124単位が必要です。1科目に合格すると多くの場合2単位を修得できるため、単純計算で約62科目。1科目につきレポートと科目修得試験がそれぞれ1本ずつ必要になりますから——

「62本のレポートと62本の科目修得試験。合計124本を、4年かけて出すということになるんです」(堀川准教授)

……こう書くと、身構えてしまうかもしれません。けれども、分解してみてください。

レポートの回数と量

星槎大学が公表しているレポートの分量は、次のとおりです。

単位数 レポートの回数 レポートの量
1〜2単位 1回 1,600字程度
3〜4単位 2回 —

※科目により回数・量等が異なる場合があります。(出典:テキスト学修(レポート))

つまり——

  • 1本あたりの分量は1,600字程度。これは400字詰め原稿用紙でおよそ4枚
  • 4年間は48ヶ月。62本を割ると、月におよそ1〜2本のペース

「4年で124本」は大きな数字ですが、「月に原稿用紙4枚を1〜2回」なら、働きながらでも見通しが立つのではないでしょうか。

提出方法も選べます

レポートの作成はパソコンで行い、オンラインで提出します。加えて、手書きで作成したレポートを郵送で提出することも可能です。

「パソコンでの作業に自信がない」という方も、書き慣れた手書きで進められます。逆に、通勤の合間にパソコンで少しずつ書き進めたい方は、オンライン提出が便利です。ご自身のやりやすい方を選べるというのは、社会人の学び直しにとって小さくない要素です。

レポートの回数・分量・提出方法について詳しく見る

3. レポートとは何か——「感想文」ではありません

ここが、この記事でもっともお伝えしたい部分です。

大学のレポートは、読書感想文とはまったく別のものです。この違いを最初に理解しておくだけで、書く難しさは大きく下がります。

堀川准教授はこう説明します。

「感想文って、読んで字のごとく感想なんです。自分がどう感じたかというところ。ただそれだと個人の感情なので『ああ、そうなんですか』となってしまう。評価ができないんですね」

では、レポートとは何か。

「客観的で論理的な文章です。もう少し言うと、根拠を用いて筋道を立てて自分の主張をする。根拠を用いてということは知識がしっかりあるということ。筋道を立ててというのは理解度。どういうふうに筋道立てて話ができているかが、そのままその人の理解度につながってくるんです」

感想文とレポートの違い

感想文 レポート
書くこと 自分がどう感じたか 根拠にもとづく自分の主張
性質 主観的 客観的・論理的
求められるもの 素直な気持ち 知識(根拠)と理解度(筋道)
ゴール 自分の心を表す できるだけ多くの人を納得させる
評価 しにくい 根拠と論理の妥当性で評価できる

レポートを書く人は学生、読む人は教員です。つまり、教員を納得させられる文章が書けるかが問われています。

「私はこう感じました」で終わらせず、「こういう根拠があるので、こう言えると考えます」まで進む。この一歩が、感想文とレポートを分ける線です。

4. レポートが書けるようになる、たったひとつのコツ

「では、どうすればうまく書けるのか」

講義のなかで堀川准教授が「これだけは絶対に注意してほしい」として挙げたのは、たったひとつでした。

「相手に伝えるということを意識すること」

拍子抜けするほどシンプルですが、ここにレポートの難しさのほとんどが詰まっています。

❶ 聞かれていることに、答えていますか

レポートには必ずテーマ(=問い)があります。ところが実際には、問いから外れた「自分の調べたこと」を並べてしまうケースがとても多いのだそうです。

「レポートって、自分が調べたことを文章に落として『これで自分の調べたことなんです』というふうに出す人が結構多いんです。でもそれって独りよがりな文章で、読み手にとってみれば『何を書こうとしているんだろう、よく分からないな』ということが結構あるんですね」

普段の会話でも、聞かれていないことを話し続ける人とは、話がかみ合いません。レポートもまったく同じです。まず問いを読み、その問いに答える。これが出発点になります。

❷ 誰が読んでも、意図が伝わりますか

もうひとつが、日本語という言語の特性です。

「日本語って、結構文章を省略しても通じてしまう言葉なんですよ。たとえば『さっき何食べました?』とこの場で聞くと、皆さんは自分に聞かれていると思って、お昼ご飯のことかなと思って答えたりする。でも文章だけとってみると、『さっき何食べた』だけだと、まったく意味が分からないんですよ」

話し言葉では、場の空気が補ってくれます。しかし文章にはその助けがありません。自分では書いたつもりでも、読み手には届いていない——レポートでつまずく原因の多くは、ここにあります。

❸ 結局それは、相手を思うということ

そして堀川准教授は、この話をこう結びます。

「相手に理解してもらうために書くということは、相手のことを思うということなんです。読む人のことを考えてみてください。ひとりよがりではなくて、相手を意識する。これって、共生社会の実現にまさに必要なスキルになってくるんですね」

レポートを書くことは、文章技術の訓練であると同時に、相手を尊重する練習でもある。星槎大学が掲げる「共生」と、レポート学修はここでつながっています。

5. レポートはどう書いて、どう提出するのか——作成の流れと基本の型

ここまでで「何を書くか」が見えてきました。次は「どう進めるか」です。

レポート作成から提出までの流れ

星槎大学は、この工程を次のように説明しています。

各科目のテキストと学修指導書により学修をすすめ、テーマにしたがってレポートを作成します。レポートは担当教員により添削指導されます。

(テキスト学修(レポート)より)

具体的な手順に分解すると、こうなります。

STEP やること
1. 読む 科目のテキストと学修指導書を読み込む
2. 確認する 学修指導書に記載されたレポートのテーマと評価基準を確認する
3. 考える・書く テーマにしたがってレポートを作成(1,600字程度/1〜2単位の科目)
4. 出す パソコンからオンラインで提出。手書き+郵送も可
5. 受け取る 担当教員が添削・評価し、添削内容が学生ポータルサイトに掲載される(返却まで1ヶ月ほど)
6. 合格 or 再提出 不合格でも、添削アドバイスを確認して再挑戦。年度内なら追加費用なしで何度でも提出可能

この6ステップを、科目ごとに繰り返していきます。

迷ったときの拠りどころ——「学修指導書」

「テーマを見ても、何を書けばいいのか分からない」

これは、レポートで最初につまずくポイントです。しかし星槎大学には、そのための備えがあります。学修指導書です。

大学はこれを「これを読んだら大丈夫!」と紹介しています。学修指導書に何が書かれているのか、整理します。

記載内容 どう役立つか
各科目の学修のすすめ方 何から手をつければよいかが分かります
参考資料 根拠として使える資料の当たりがつきます
レポートテーマ 「何を聞かれているのか」がここに書かれています
学修をすすめるうえでの「キーワード」 押さえるべき論点が明示されています
レポートの評価基準 何がどう評価されるのかが、科目ごとに事前に分かります

注目していただきたいのは、最後の評価基準です。

大学のレポートというと、「何を書けば正解なのか分からないまま提出して、返ってきた点数に一喜一憂する」というイメージを持たれるかもしれません。しかし星槎大学では、評価基準が科目ごとに、書き始める前から開示されています。

つまり、採点のものさしを手元に持ったうえで書けるということです。大学自身が学修指導書を「テキスト学修をすすめるうえで心強い味方」と表現しているのは、このためです。

レポートの基本構成

順番 書くこと ポイント
① 問いの確認 与えられたテーマが何を聞いているのかを、自分の言葉で言い直す ここがずれると、以降すべてがずれます
② 主張(結論) その問いに対する自分の答え 先に結論を示すと、読み手は迷いません
③ 根拠 テキストや参考資料から、主張を支える事実・データ・先行研究を示す 出典は必ず明記。ここが「知識」の部分です
④ 筋道の説明 根拠から主張がどう導かれるのかを順に説明する ここが「理解度」の部分。最も評価される箇所です
⑤ まとめ 問いに対する答えを、あらためて簡潔に示す ①で確認した問いに戻れているか確認します

書き終えたら、「これは②で示した主張に、③と④で答えられているか」を読み返してください。これだけで、独りよがりな文章はかなり減ります。

ここで示したのはあくまで汎用的な型です。科目ごとの具体的なテーマ・キーワード・評価基準は、必ず学修指導書を確認してください。型は骨格、学修指導書は設計図にあたります。

6.「最初から書ける人はいません」——不安を支える星槎大学の仕組み

講義のなかで、堀川准教授はきっぱりとこう言いました。

「そもそもレポート書けるの、これって。結論から言うと、最初から書けることはないです。多分書けないです。星槎に入ってくる学生、みんなレポート最初はうまく書けないです。最初からうまく書ける人なんて、僕はほとんど見たことがないです」

そのうえで、こう続けます。

「『レポート大丈夫かな、書けるかな』と思う人、多分この場にいっぱいいると思うんですけど、大丈夫です。そういう人が、4年間かけて『レポートしっかり書けるようになりました』というところまで指導しますというのが星槎大学なんです。できないことは当たり前なんです。全然恥ずかしいことじゃないんです」

その「4年かけて指導する」を支えているのが、次の仕組みです。

❶ 1本ずつ、教員が個別に添削・講評する

星槎大学は、このプロセスを「丁寧であたたかいレポート添削」と呼んでいます。

担当教員が一つひとつ丁寧に添削し、評価を行った後、添削内容を学生ポータルサイトに掲載します。(中略)担当教員からの添削は励みにもなりますし、合格後は達成感や成長を感じることができますので、計画的にじっくりテーマと向き合って作成してください。

(テキスト学修(レポート)より)

特徴的なのは、コメントの中身です。

「ここはとっても良かったんだけど、ここをこうしたらもっと分かりやすくなるよとか、もっと学びを深めるためにはここを学んでみるともっと良い学びになるよとか、そういうポジティブなコメントがとても多いです。仮にもう少し伸びしろがあるなという時でも、『ダメです』ではなくて、『良くなるためにはどうしたらいいですよ』というアドバイスをとても丁寧にしています」

そしてこれは、通信制だからこそ実現できることでもあります。

「普通、大学で通学制なんかはそうなんですけど、レポートを出したら個別の講評が出てくるってほとんどないんです。僕は聞いたことがないです。通信制だからこそ、個別に、その人が出してきたレポートに対して、その人に対するコメントができるんですね」

❷ 添削するのは、レポートを見続けてきたスペシャリスト

「本学の先生って通信制ですから、今までレポートをめちゃくちゃ多く見てきているんです。多い先生だと年間に1,000本以上見ます。僕は去年計算してみたら、1年間で500本ぐらいレポートを見ていました。なので先生方みなさん、レポートを見てどういうコメントをすればいいのかに関してはスペシャリストなんですね」

年間数百本のレポートを読み続けてきた教員が、あなたの1本を読みます。的確なアドバイスが返ってくる理由が、ここにあります。

❸ 年度内なら、何度でも再提出できます

一度で合格しなくても、まったく問題ありません。星槎大学は、再提出についてこう案内しています。

再提出になった場合は、担当教員のアドバイス(添削)をしっかり確認し、合格を目指してください。年度内であれば追加費用はかからず、何度でも提出可能です。

(テキスト学修(レポート)より)

ポイントは2つあります。

ひとつは、回数制限も追加費用もないこと。「1回で受からなかったらどうしよう」という金銭的・回数的なプレッシャーが、そもそも存在しません。

もうひとつは、再提出が「やり直し」ではなく「アドバイスを受け取った次の一手」として設計されていること。不合格の通知だけが返ってくるのではなく、どこをどう直せばよいかが添削として手元に届きます。

ただし、レポートを提出してから返却されるまでには科目によって異なりますが1ヶ月ほどかかります。再提出の余地を残すためにも、早めの提出を心がけてください。

❹ つまずいたときの相談先が、4つ用意されています

「分からないことがあっても、通信制だと誰にも聞けないのでは」——これも、よくいただく不安です。

星槎大学は、テキスト学修に課題を感じたときの相談先を、公式に4つ案内しています。

相談先 どんなときに
マンツーマン指導員
(LMS経由)
学修の進め方全般、計画の立て方
科目担当教員
(LMS経由)
科目の内容、レポートテーマの解釈
事務局 手続き、提出方法、制度についての質問
学生専用SNS 同じ立場の学生同士での意見交換

もし、テキスト学修に課題を感じたら、LMS(Learning Management System)でマンツーマン指導員や科目担当教員に質問をしたり、事務局へ相談をしたり、学生専用SNSで学生同士意見交換するなどして、計画的にレポート作成をすすめていきましょう。

(テキスト学修(レポート)より)

見落とされがちですが、4つ目の「学生専用SNS」は通信制の学びを大きく支えます。教員に聞くほどではない小さなつまずきや、「みんなどのくらいのペースで進めているのか」といった感覚は、同じ立場の学生からしか得られないものだからです。ひとりで抱え込む構造になっていません。

❺ 教員へは、直接メールでも聞けます

制度としての窓口だけではありません。教員は、学生からのメールでの質問にも日常的に対応しています。堀川准教授は、講義の前日にあったやりとりをこう紹介しました。

「昨日、学生さんからメールが来て、『先生の科目でレポートを書きたいんだけど、引用の仕方が分からないから教えてほしい』という話が来ました。でも僕も答えは教えないんですよ。答えを教えちゃったら、『ああ、そうなんだ』で終わっちゃうじゃないですか。だから『ここのウェブページのここを見てごらん、ヒントが出てるから、これ見てちょっとやってみて』と。学生さんから『こんな感じでいいんですか』『ちょっと違うかも。ここの部分をよく見てもう一回やってみて』と、何往復かメールをして、『こういうことですか』『そうそう、そういうことなんです。自分でできたね。じゃあ次からは自分で引用もできるようになってるね』と」

答えそのものは渡さない。けれど、自分でできるようになるまで付き合う。オープンキャンパスの開会挨拶で共生科学部長が語った「学生に丁寧な大学」とは、この距離感のことです。

「丁寧に答えを教えるわけではございません。レポート、スクーリング、全体的な学修、この辺のところで質問や確認があるかと思いますので、時間をかけて、丁寧に、解決するまで、分かっていただけるまでやっていきたいと思っております」

❻ 「レポートゼミ」という科目があります

星槎大学には、レポートの書き方の基礎そのものを学ぶ「レポートゼミ」という科目が用意されています。

「書き方が分からないまま、いきなり62本」ではありません。書き方を学ぶところから始められます。

6つの支えが、同時に働いています

支え 解消される不安
❶ 教員による個別添削・講評 「合っているのか分からない」
❷ 添削するのはレポートのスペシャリスト 「的確なアドバイスがもらえるのか」
❸ 年度内なら追加費用なしで何度でも再提出 「落ちたらどうしよう」
❹ 4つの相談先(指導員・教員・事務局・学生SNS) 「誰にも聞けないのでは」
❺ 教員へ直接メールで質問できる 「気軽に聞ける相手がいない」
❻ 「レポートゼミ」で書き方から学べる 「そもそも書き方を知らない」

添削・再提出・相談先について詳しく見る

7. レポート学修で本当に身につくもの

ここまで読んで、「レポートは大変そうだけど、支えはありそうだ」と感じていただけたでしょうか。

最後にお伝えしたいのは、なぜ星槎大学がここまでレポートを大切にするのかです。

堀川准教授は、レポートを書く行為をこう分解します。

  • テキストを読む = 直接会わなくても、本を通じて著者と対話すること = 他者の意見を聞く力
  • 自分の考えを言語化する = 考えていることを言葉にして届けること = 自分の意見を伝える力

そして、こう言い切ります。

「他者の意見を聞く力と、自分の意見を相手に伝える力。これを一言で言うと、コミュニケーション能力っていうことになるわけです」

「通信制なのにコミュニケーション能力が身につく」——一見矛盾して聞こえます。しかし、堀川准教授はむしろ現代的だと指摘します。

「近年とくに重要性が増しているのは、話をするということだけではなくて、文字でコミュニケーションができるということ。いろんなSNSとか各種メディアの情報とか、音声で聞く情報よりは、皆さん文字で得る情報のほうが多いんじゃないかなと思うんですね。だから、他の人の意見を聞く、そして自分の意見を伝える、これを文字を通じて行うということは、極めて現代的なコミュニケーション能力ということになるんです」

メール、チャット、資料、報告書。仕事でも生活でも、文字で伝える場面は増え続けています。

「これって当然、一度で習得できるスキルじゃないんです。最初からできる人なんていません。僕でも未だに困ったりします、難しいなと。なので何度も何度も繰り返し練習することが大事なんです」

4年間で124本。その数字は、負担であると同時に、繰り返し練習できる回数でもあります。

当日の反応

講義のあと、「私自身、レポート学修はすごく難しそうだなというイメージがあったのですが、今回、書き方のコツや考え方を分かりやすく教えていただき、レポートに対しての苦手意識が和らぎました」という感想がありました。

8. レポートの先にあるもの——スクーリングと科目修得試験

レポートに合格すると、次のステップに進みます。

スクーリング

大学の授業にあたるものです。土日・祝日を中心に開講し、1科目を原則10時〜17時の1日かけて学びます。前述のとおり、Webライブ・オンデマンド・会場の3形式から選べます。

科目修得試験

学修の締めくくりとなる最終ステップです。星槎大学の科目修得試験はレポート方式で行われます。

  • 決まった試験日・制限時間・試験会場の縛りがない
  • ご自身の好きな時間に、ご自宅などで取り組める
  • 万が一1回目で合格点に届かなくても、年度内であれば何回でも再提出が可能

なお、提出の締切は入学時期(4月生・10月生)によって異なります。最新の日程は必ず学生ポータルサイトおよび募集要項でご確認ください。

この①テキスト学修(レポート)②スクーリング③科目修得試験の3つをすべてクリアして、晴れて単位修得となります。

スクーリングについて詳しく見る

科目修得試験について詳しく見る

まとめ:レポートは、書けるようになるために書くもの

最後に、この記事の要点を整理します。

  • 通信制大学の学びは、①テキスト学修(レポート)②スクーリング③科目修得試験の3ステップ
  • 卒業までのレポートは約62本。ただし1本1,600字程度(原稿用紙約4枚)=月1〜2本のペース。提出はオンラインでも手書き郵送でも可
  • レポートは感想文ではなく、根拠を用いて筋道を立てて主張する文章
  • 書けるようになるコツはただひとつ、「相手に伝える」を意識すること
  • 何を書けばよいか迷っても大丈夫。「学修指導書」にテーマ・キーワード・評価基準が科目ごとに書かれています
  • 最初から書ける人はいない。個別添削/年度内は追加費用なしで何度でも再提出/4つの相談先/教員への直接質問/レポートゼミ——6つの支えが同時に働き、4年かけて書けるようになるまで伴走します
  • レポート学修で身につくのは、現代社会に必要な「文字によるコミュニケーション能力」

「レポートが書けるか不安」は、出願をためらう理由にはなりません。その不安を持ったまま入学し、4年後に書けるようになっている——それが、星槎大学の通信制課程です。

星槎大学について

星槎大学は2004年に開学した、通信制課程のみの大学です。共生科学部 共生科学科の1学部1学科で、正科生・科目等履修生を合わせて幅広い年代の方が学んでいます。

取得を目指せる教員免許状

幼稚園/小学校/中学校(社会・保健体育・英語)/高等学校(地理歴史・公民・保健体育・英語)/特別支援学校(視覚・)

目指せる資格

社会福祉士国家試験受験資格、学びの多様化支援士 ほか

5つの専攻

専攻 学べること 目指せる主な免許状
共生科学専攻 教育・特別支援・環境などを横断的に学ぶ 中学校(社会)/高等学校(地理歴史・公民)/特別支援学校
初等教育専攻 初等教育のカリキュラムを中心に学ぶ 幼稚園/小学校
福祉専攻 福祉を中心とした科目を学ぶ ※卒業と同時に社会福祉士国家試験受験資格
スポーツ・身体表現専攻 スポーツを通じて共生社会を学ぶ 中学校・高等学校(保健体育)
グローカル・コミュニケーション専攻 グローバルな視野と地域の視点を身につける 中学校・高等学校(英語)

レポートや学修の進め方について、さらに詳しく

学修システムを知る

テキスト学修(レポート) レポートの回数・分量・提出方法・添削の仕組み

スクーリング 授業の受け方(Webライブ/オンデマンド/会場)

科目修得試験 単位修得の最終ステップ

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※本記事は2026年開催のオープンキャンパスの講義「レポート学修とは」の内容をもとに構成した授業レポートです。講師の発言は、読みやすさのため一部を整理しています。制度・日程等は変更となる場合がありますので、最新情報は募集要項をご確認ください。

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