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目標と目的の違いと大切さ
-学びの楽しさって何だろう?-
COVID-19蔓延拡大から2年以上が過ぎ、不要不急の外出を控えたことによって、運動不足や運動の必要性を感じた方がいるのではないでしょうか?
幼、小、中・高の学習指導要領にも生きる力の育成には、豊かな心や健やかな体を育む必要があると述べられています。
しかし、このような状況であっても、運動をする人としない人が二極化していて、運動をしない全ての人が運動をするようになるかというと残念ながらそうはならないでしょう。なぜなら、人は、ポジティブの感情を生み出す環境には積極的に参加しようとし(接近行動)、ネガティブ感情を生み出す環境には近づかないようにする(回避行動)と言われているからです。つまり、幼小中高時代に運動を楽しい・面白いという経験をあまりしなかった人は、大人になってからも積極的に運動をすることが難しいのです。
私は陸上の授業で、楽しさとは何かということを考える機会として、経験してきたスポーツや日常生活を踏まえ、「楽しいリレー」を学生に話し合ってもらいます。これは、他の教科にも応用できると思います。
当然、楽しいだけで学びに繋がらないのであれば教育としてあまり意味はありませんが、学びだからといってポジティブな感情を伴わない環境なのであれは、学びの質の向上や深い学びにはつながりません。
あなたはどんな教師になる?
教師を目指している皆さんは、その学校種や教科に限らず、そもそも学びの楽しさは何だと思いますか?その楽しさは、全ての児童・生徒が同じでしょうか?それはどのように生まれるのでしょうか?これは、教師になるという目標ではなく、どのような教師になるか?教師になって何をするか?という目的に関わることです。
教員採用試験に合格するという「目標」だけではなく、教師になった後にどのようなことを踏まえて児童・生徒と接するかということを、この機会に改めてお考えください。
文

学部長
渋谷 聡(シブヤサトシ)
専門分野:スポーツ心理学、陸上競技
プロフィール・研究業績等














