- 教育
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オンリー・ワン教師を、目指して!
「教育」とは……ただ単に知識を与えることではなく、子どもたち一人ひとりの個性をいかしながら自分らしい感性で考え、単なる知識を豊かな発想を引き出すことのできる「知恵」へと昇華させていくところに、「真の教育の目指すべき姿」が見られるものと考えています。それは「教える」ことより、「育む」ことへの重点化とも言えます。
教員としての感性は「自分磨き」から
そのためには、先ずは教員としての自分自身の感性を日々磨くことからスタートすることが前提条件と考えられます。「自分磨き」は、こどもたちの心の動きを素早く受信していくための高性能なアンテナを身に付けていくことにもなります。それは必ずしも高度な授業実践力を目指すものではなく、誰もが取り組める魅力ある教員としての自分作りでもあります。教員としての自分自身の特性を知り、そこから何を身に付けていくべきか? こうした観点で、新たな自分作りを始めてみましょう!
自分にしかできない授業とは……そんなポイントで考えていくことが、大きな手掛かりとなります。
①単元や題材全体の学びポイントを、しっかりと把握する。
・何を学習していくのか?その学び要素は?学習のエキスを明確にする。
・全体を通しての学びの柱を押さえた自分らしい発想でのアプローチを考える。
②本時の学び計画を立てる。
・前時、本時、次時への流れを意識したプログラムの構築!
・ICT活用やタブレットの有効活用も積極的に導入していく。
・一連の学習の流れを可視化していくことが重要!掲示物の工夫等もポイントになる。
③全てを教えるのではなく、何を考えさせるのか?こども自身に自己解決させていくことが重要!
・学習を通して自ら考えていくことの楽しさを伝えるための授業デザイン!指導という名の愛情表現とほんのちょっぴりのユーモアを交えて……!
自分にしかできない授業、それは教員としての最大の魅力づくりにつながる大きなツールになります。
オンリー・ワン教師を目指して、日々学び続けてください!
文

樫永 卓三(カシナガ タクゾウ)
専門分野:保育(造形表現)・図画工作














