資格履修生(定額コース)
資格履修生とは
資格履修生とは、科目等履修生としての入学区分の中で、教育職員検定を利用し、新たに特別支援学校、幼稚園、小学校の2種免許状の取得を目指す方を対象とした1年間の定額コースです。
また、資格履修生は修得が必要な科目以外に定額費用内で「星槎学」(免許取得には必須ではありません)を学ぶことができます。
教育職員検定とは
教育職員検定の対象になるのは、主として現職教員または過去に教員として実務経験のあった方です。教育職員検定とは「検定」とあるので試験のようですが、実際には試験があるわけではありません。
教育職員免許法第6条に「教育職員検定は、受検者の人物、学力、実務及び身体について、授与権者が行う。」とあり、学力の検定は「大学での単位修得」、もしくは授与権者の行う「認定講習での単位修得」、人物、実務の検定は、基本的には勤務校(もしくは勤務していた学校)の管理職、身体の検定は医療機関が書面により証明します。大学から発行する学力に関する証明書を添付の上、ご自身で教育委員会へ免許の申請を行います。
資格履修生おすすめポイント
1.学びやすい学費設定
学費は年間費用のみの定額制。通常よりも学費負担を抑えて学修することができます。
2.学びの成果を認定
コース修了後、希望者には「修了証」を発行します。
教員免許状の取得にあたっては、免許状の取得に必要な科目の修得後、教育委員会への申請が別途必要となります。
- 修了証を発行するには、免許状取得に必要な科目に加え、「星槎学」(星槎グループ各学校の教育実践を学ぶことができます)の修得が必要です。
3.安心のサポート体制
資格取得アドバイザーがあなたの学びを1年間サポートします。
4.免許状取得だけじゃない
免許状取得の必要科目に加え、ボーナス科目1科目が年間費用のみで学ベます。
5.次のステップも応援
次年度、正科生として学ぶこともできます。
修得した単位はそのまま引き継ぐことが可能です。
6.すぐに学修スタートできる
出願手続きと履修科目登録が同時だから、すぐに学修をスタートできます。
7.学費は分割納入可能
学費のお支払いはご希望に合わせて、一括または2分割(年間費用10万円以上の場合)での納入をお選びいただけます。
8.土日祝日も相談できる
土日や祝日も電話やWebフォームなどの対応を行っています。
9.来校なしで取得できる
スクーリングはインターネットを介しての受講も可能なため、自宅学修のみでも免許状の取得が可能です。
各コースの対象となる方、必要科目について
特別支援学校教諭2種免許状
所有免許状での勤務経験が3年以上ある方は、以下の8科目の修得により免許状の個人申請をすることができます。
教職免許法施行規則に定める科目区分 | 本学開設科目 | |||
---|---|---|---|---|
科目名 | 総単位 | SC | 区分 | |
【第1欄】特別支援教育の基礎理論に関する科目 | 特別支援教育論 | 2 | 1 | 必修 |
【第2欄】特別支援教育領域に関する科目 | ||||
視覚障害教育総論 | 2 | 0 | 必修 | |
聴覚障害教育総論 | 2 | 0 | 必修 | 知的障害教育総論 | 2 | 0 | 必修 |
肢体不自由教育総論 | 2 | 0 | 必修 | |
病弱教育総論 | 2 | 0 | 必修 | |
【第3欄】免許状に定められることとなる特別支援教育領域以外の領域に関する科目 | 発達障害教育総論 | 2 | 1 | 必修 |
重複障害教育総論 | 2 | 0 | 必修 | |
修得が必要な科目の単位数合計 | 16 | 2 |
- SC=スクーリング
- 所有免許状:幼稚園、小学校、中学校、高等学校いずれかの普通免許状
幼稚園教諭2種免許状
小学校教諭免許状での勤務経験が3年以上ある方は、以下の科目から3区分以上の修得により免許状の個人申請をすることができます。
教職免許法施行規則に定める科目区分 | 本学開設科目 | |||
---|---|---|---|---|
科目名 | 総単位 | SC | 区分 | |
領域及び保育内容の指導法に関する科目 〈保育内容の指導法(情報機器及び教材の活用を含む。)〉 |
保育内容の指導法(健康) | 2 | 0.5 | ■ |
保育内容の指導法(人間関係) | 2 | 0.5 | ■ | |
保育内容の指導法(環境) | 2 | 0.5 | ■ | |
保育内容の指導法(言葉) | 2 | 0.5 | ■ | |
保育内容の指導法(音楽表現) | 2 | 0.5 | ■ | |
保育内容の指導法(造形表現) | 2 | 0.5 | ||
修得が必要な科目の単位数合計 | 6〜 | 1.5〜 |
- SC=スクーリング
- ■から3区分以上を選択(「保育内容の指導法(音楽表現)」と「保育内容の指導法(造形表現)」は、2科目で1区分となります。)
- 教育委員会によっては、全科目の修得が必要となる場合がありますので、申請予定の教育委員会に直接確認してください。
小学校教諭2種免許状
幼稚園教諭免許状での勤務経験が3年以上ある方は、以下の科目から8科目以上の修得をすることで、小学校教諭2種免許状の個人申請をすることができます。
教職免許法施行規則に定める科目区分 | 本学開設科目 | |||
---|---|---|---|---|
科目名 | 総単位 | SC | 区分 | |
教科及び教科の指導法に関する科目 〈各教科の指導法(情報機器及び教材の活用を含む。)〉 |
初等教科教育法(国語) | 2 | 1 | ■ |
初等教科教育法(社会) | 2 | 1 | ■ | |
初等教科教育法(算数) | 2 | 1 | ■ | |
初等教科教育法(理科) | 2 | 1 | ■ | |
初等教科教育法(音楽) | 2 | 1 | ■ | |
初等教科教育法(図画工作) | 2 | 1 | ■ | |
初等教科教育法(家庭) | 2 | 1 | ■ | |
初等教科教育法(体育) | 2 | 1 | ■ | |
初等教科教育法(外国語) | 2 | 1 | ■ | |
道徳、総合的な学習の時間等の指導法及び生徒指導、教育相談等に関する科目 | 道徳の理論・指導法(初等) | 2 | 0.5 | 必修 |
生徒・進路指導論(初等) | 2 | 0.5 | 必修 | |
教育相談 | 2 | 0.5 | 必修 | |
修得が必要な科目の単位数合計 | 16 | 6.5 |
- SC=スクーリング
- 必修3科目に加え、区分■から5科目以上を選択
小学校教諭2種免許状
中学校教諭免許状での勤務経験が3年以上ある方は、以下の科目から7科目以上の修得により免許状の個人申請をすることができます。
教職免許法施行規則に定める科目区分 | 本学開設科目 | ||||
---|---|---|---|---|---|
科目名 | 総単位 | SC | 区分 | ||
教科及び教科の指導法に関する科目 〈各教科の指導法(情報機器及び教材の活用を含む。)〉 |
初等教科教育法(国語) | 2 | 1 | ■ | |
初等教科教育法(社会) | 2 | 1 | ■ | ||
初等教科教育法(算数) | 2 | 1 | ■ | ||
初等教科教育法(理科) | 2 | 1 | ■ | ||
初等教科教育法(生活) | 2 | 1 | ■ | ||
初等教科教育法(音楽) | 2 | 1 | ■ | ||
初等教科教育法(図画工作) | 2 | 1 | ■ | ||
初等教科教育法(家庭) | 2 | 1 | ■ | ||
初等教科教育法(体育) | 2 | 1 | ■ | ||
初等教科教育法(外国語) | 2 | 1 | ■ | ||
道徳、総合的な学習の時間等の指導法及び生徒指導、教育相談等に関する科目 | 生徒指導の理論及び方法 / 進路指導及びキャリア教育の理論及び方法 | 生徒・進路指導論(初等) | 2 | 0.5 | 必修 |
教育相談(カウンセリングに関する基礎的な知識を含む。)の理論及び方法 | 教育相談 | 2 | 0.5 | 必修 | |
修得が必要な科目の単位数合計 | 14 | 6 |
- SC=スクーリング
- 必修2科目に加え、区分■から5科目以上を選択
- 各教科の指導法の選択科目は、所有する中学校教諭免許状の教科に相当する教科を除いて選択してください。
(例:中学校教諭国語の免許状での勤務経験がある方は、「初等教科教育法(国語)」以外から選択)
留意事項
受講が必要な科目について
修得すべき必要単位数が、都道府県教育委員会によって異なる場合がありますので、必ずご自身が申請する教育委員会に確認してください。
勤務年数について
勤務年数の計算方法については、都道府県教育委員会によって細部が異なる場合がありますので、必ずご自身が申請する教育委員会に確認してください。
免許状の申請について
勤務校所在地の都道府県教育委員会に個人で申請します。