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HOME > お知らせ > 2023年度 星槎大学・大学院学位記授与式が挙行されました。
2024/03/18
  • お知らせ

2023年度 星槎大学・大学院学位記授与式が挙行されました。

2024年3月16日に星槎大学・大学院学位記授与式が挙行されました。

今年度の学位取得者は、共生科学部149名、大学院教育学研究科修士課程27名、同博士課程3名、大学院教育実践研究科21名の計200名です。
学位記授与式はWeb会議アプリケーション(Zoom)にてオンラインで挙行され、全国各地から学生が参加しました。

学位記授与式では、西村哲雄学長から学位取得者に向けて、
「卒業生、修了生の皆さま方が星槎の共生の考え方に自信をもって、それぞれのお立場で、ご活躍してほしいと願っています。」
と式辞が述べられました。

式典終了後は、オンラインでの交流会が行われ、恩師や友人たちと語らいがありました。
それぞれの道に進む学位取得者の皆様の今後の活躍をお祈りいたします。

学長式辞はこちら
学生謝辞はこちら

【学位取得者】
共生科学部……149名
教育学研究科修士課程……27名
教育実践研究科専門職学位課程……21名
教育学研究科博士後期課程……3名

謝辞

本日は、私たち卒業生のために、このような盛大なる式典を挙行していただき、誠にありがとうございます。 卒業生を代表して、お礼の言葉を申し上げます。 また、学長をはじめ教職員の皆様におかれましては、ご多用の中ご臨席くださり、心から感謝申し上げます。 旅立ちの節目となるこの場をお借りして、私自身のことを交えながらお礼を述べさせていただきます。

私が星槎大学に入学したのは、2017年の10月でした。 高校時代に教師として働くことを夢見ていましたが、諸事情があり夢を諦め、高校卒業後は自動車会社に就職し、途中で転職の経験もしました。 それでも夢を捨てきれず、働きながら学修することを決意し、通信制大学を探していました。 そんな中で中高保健体育、特別支援学校の教員免許が取得できる星槎大学を見つけ、事務局の丁寧な対応と、私の夢を全力で応援したいという姿勢に感銘を受けて、ぜひ星槎大学で頑張りたいと、入学の決断をしました。

入学したのはいいものの、初めて取り組んだレポート課題がいきなり再提出から始まって、卒業までの道のりがあまりにも遠く思え困惑し、それでも先生方の丁寧なご指導のおかげで、少しずつレポートの書き方を覚えていき、初めて単位を取得することができた嬉しさは今でも鮮明に覚えています。

私自身は生まれつきの聴覚障がいがあり、通信制大学で学修していくのにたくさんのハンデがあり、大学の先生方、他の学生の方が言っていることが聴き取れなくて理解することもできずに、グループ討論も上手くいかずに悔しい思いをたくさんしてきました。 ある科目を受講した時、「聴す(ゆるす)」の言葉を教わりました。 「相手の心を聴いて、相手の思いを受け入れる」と私なりに解釈して、それを実践していこうと決意し、行動を変えました。 具体的には、聴き取れなかったら遠慮せず何度も聴き直すこと、近くの人に内容を整理してもらおうサポートをお願いすること、文字起こしアプリの活用などによって相手の言葉と、その背景にある思いを理解しようと心がけました。 すると相手が私に対して一生懸命に思いを伝えようとしてくれて、心と心が繋がっていくように思え、最終的に相手に「寄り添う」という信念を持てるようになったのです。

私にとって星槎大学での一番大きな経験は2回の教育実習です。 1回目の中高保健体育の教育実習を行った中学校では、生徒たちが、私が聴覚障がいであることを受け入れてくれ、授業や集会等での発言が聴き取れない時にはフォローしてくれました。 私ともっと話したいという思いで、手話を覚える生徒が現れ、結果的に生徒達の間に手話ブームが起こり、学校の雰囲気がさらに明るくなりました。 私の存在が、生徒たちの相手を思いやる姿勢を引き出し、学校の雰囲気を変える力があることに気付くことが出来ました。 2回目の教育実習をした聴覚特別支援学校では、同じ聴覚障がいの先輩として、生徒たちに見本を見せて欲しいと先生方から要望がありました。 自分の障がいを受け入れ、教師になる夢を叶えようと教育実習に全力で取り組む姿や、明るく前向きに何事も取り組む姿勢を見せて、ロールモデルを示せたことは、生徒たちにとって良い刺激になったと言ってもらえました。 これら2校での経験は、私が教師になる価値について手ごたえを得ることができた大変意義深い経験でした。

実は私はもう一つの顔があり、聴覚障がい者柔道の「デフ柔道選手」として活動しており、地域貢献の一環として柔道教室を定期的に開催しています。 聴こえる子ども、聴覚障がい児、知的障がい児、ダウン症のある子ども、など年齢も個性も多様な子ども達が楽しく運動するこの柔道教室の運営には、星槎大学で学んだことを活かしています。 ここでの子ども達との経験が、星槎大学での学修に繋がってより理解を深めることができました。 柔道教室を楽しんで下さる方々を見て、私は誰かのために貢献できていると実感することができました。

私には教員になることの他に、もう一つ夢があります。 それは来年2025年に日本で開催される聴覚障がい者のオリンピックである「デフリンピック」で金メダルを獲得することです。 競技者として「共生」を実現できるように頑張っていくことを、ここに決意表明させていただきます。

結びにあたり、働きながら、聴覚障がいがありながらも、通信制大学で卒業できたことは、これからの人生において心の糧となり、大きな自信となりました。 この誇りを胸に、本日ご臨席を賜りました皆様方のご多幸と、星槎大学の益々のご発展をお祈り申し上げ、謝辞とさせていただきます。 本当にありがとうございました。

令和6年3月16日

卒業生代表

共生科学部 共生科学科 佐藤正樹

2023年(令和5年)度 星槎大学・大学院 学位記授与式
学長式辞

本日ここに、令和5年度星槎大学・大学院学位記授与式を挙行するに当たり、学位取得者の皆さま、並びにご家族、関係者の皆さま方に、本学を代表しまして、心よりお慶び申し上げます。おめでとうございます。

本年度、本学で学位を取得されました方は、共生科学部149名、大学院教育学研究科修士課程27名、同博士課程3名、大学院教育実践研究科専門職学位課程21名です。

澄み切った青空の下、モクレンの花が凛として咲き誇っていました。皆さま方にふさわしく、門出をお祝いしているようでした。花言葉は「自然への愛」とか「崇高」 「忍耐」などだそうです。

さて、星槎大学は、「社会に必要とされることを創造し、常に新たな道を切り開き、それを成し遂げる。」 という建学の精神に基づいて、人と人、そして人と自然が共生する社会の創造に貢献することを目的とし、「人を認める」「人を排除しない」 「仲間を作る」という共生の考え方を掲げています。

皆さま方は、こうした共生の理念で結ばれた様々な科目を学び、ディスカッションして、自らの課題解決に取り組んできました。

国際社会においては、ロシアによるウクライナ侵攻、イスラエルによるガザ地区への空爆と、かけがえのない命が失われ、大変憂慮すべき状況であり、共生の理念とは程遠い状況です。一刻も早く停戦し、平和が訪れることを願わずにはいられません。

国内では、元旦に能登半島地震が起き、2か月半が経ちました。M7.6という大変大きな地震で240名の方が亡くなり、住宅は全半壊が7,192棟に達し、避難者は13,962名にも上っています。行政はガス、水道、電気などのインフラ整備、安心して過ごせる仮設住宅の建設に努めているところですが、まだまだ厳しい状況です。

本学では、明日17日に、能登半島地震における 「福祉避難所を機能させるためにはどうしたらよいか?」 というテーマでシンポジウムを企画しています。能登半島の被災地の現状を東日本大震災、熊本地震のときの福祉避難所の状況も踏まえて報告します。ぜひご参加ください。

さて、皆さまは、星槎大学並びに大学院で、それぞれ自ら主体的に学修に励みました。仕事のスケジュールを調整したり、科目のレポートの締め切りが迫っているのに次のスクーリングが始まり、またレポート課題が上乗せされる状況でした。

学部の卒業生は共生研究や卒業論文で課題に取り組みました。大学院の修了生は、教育学研究科博士課程、修士課程、教育実践研究科専門職学位課程、それぞれにおいて、現場の課題に向き合い、課題解決に向けて、どのようにオリジナリティを出して世に問うか?説得力のある論文を書くことの大変さを実感したことでしょう。「ああすれば良かった」とか「もう少し見通しをもってアンケート調査すればよかった」などと、また新たな課題が出てきたことでしょう。卒業や修了はこれで終わりではありません。新たな課題解決に向けたスタートです。

卒業生、修了生の皆さま方が星槎の共生の考え方に自信をもって、それぞれのお立場で、ご活躍してほしいと願っています。皆さま方の新たな門出に“至誠通天”という言葉を送り、式辞といたします。

2024年(令和6年)3月16日

星槎大学 学長

西村哲雄

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